カードを作る
ここではカードに関して紹介します。クレジットカードだけでなく、ショッピングカードに関しても紹介していきます。
クレジットカード
クレジットカードは有名なクレジットカード会社に直接申し込む他、銀行で申し込む方法、そして、ショップなどと連携したカードがあります。基本は好きなところで申し込むのが良いでしょう。
ショップと連携したカードは、クレジットカードで買い物をするとショップのポイントが付いたりするので、良く行くショップでクレジットカードを作ることが出来るのであれば、ショップのクレジットカードを作ると良いでしょう。
なお、クレジットカードの使いすぎにだけは注意をしておきましょう。カードで買い物をするときは、その時点で溜まっている預金分のみ使うようにし、次の給料を当てにするお金の使い方はやめましょう。
また、分割払いもやめましょう。分割払いには金利が掛かります。本来の価格以上に無駄にお金を払うことになりますので、せっかく安いお店で購入しても、最終的には割高の商品を買ったことになります。さらに、一ヶ月の支払い金額が少ないからと、いろいろなものを分割で購入してしまい、最終的には毎月大金を払い続けるような状況に陥ってしまう可能性もあります。
クレジットカードはあくまで代金のやり取りの補助として使いだけに留め、お金を生み出す道具ではないことを常に意識しておきましょう。
なお、クレジットカードに関しての詳細を知りたい場合は『クレジットカードの作成と利用のコツ』をご覧ください。
一人暮らしになる前にカードを作っておく
既に一人暮らしをしている人は別として、まだ一人暮らしをしていなくて、これから一人暮らしをするのであれば、できれば実家にいるうちにカードを作っておくと良いでしょう。
クレジットカードの申し込みをする際に、家族構成なども聞かれます。また、その土地に何年間住んでいるのか、住んでいる場所は持ち家なのか賃貸なのかといった質問項目もあります。
当然、長年すんでいればいるだけ有利ですし、親のものであっても持ち家に住んでいるのであれば、その分審査が有利に運びます。
また、20歳未満であれば親を保証人にする必要がありますが、保証人がいればカードが作りやすくなりますので、こちらも一人暮らしをする前に作っておくきっかけになります。
この他、企業を辞める時などにも同様に作っておくと良いでしょう。企業を辞めた後ですと審査に通りにくくなります。
審査に関して
クレジットカードは誰にでも発行するわけではありません。一定の審査の上で、最終的に発行されるかどうかが決まります。
基本的には申し込み用紙に書かれた内容のほとんどが審査対象となります。
まず、全てにおいて嘘を書くことは止めましょう。嘘が発覚した時点でカードの発行はされないものと思ってください。申請するカード会社にもよりますが、所得がある程度低くてもしっかりとカードの発行はしてくれます。逆に、嘘を書くような人には所得があってもカードの発行はされないこともあります。この点は注意しましょう。
主に気になると思われる点に関して紹介していきます。
クレジットカードのさらなる詳細に関しては『クレジットカードの作成と利用のコツ』をご覧ください。
年齢
20歳未満は保証人が必要となります。ただ、逆に言うと、20歳未満に保証人がいる状態でカードを作っておければ、下記に紹介する各項目はあまり関係ないことになります。ですので、できれば20歳未満に1枚だけでも作っておくと良いでしょう。
年収
既に複数のクレジットカードを持っていて、そのカードでかなりの額の信用枠を設定されているようでしたら低いとカードの申請から落とされることがあります。まだ一度も作っていないようでしたら必要以上に低くない限りは発行してもらえます。ですので、嘘を書くのは止めましょう。
職業
現在ではカード会社にもよりますが、フリーターでもカードの発行をしてくれるところもあります。ですので、ここも正直に記入しましょう。既に複数のカードを保有している場合は職業によっては発行してもらえないこともあります。
現在の借金額
現在の借金額が多いと発行してもらえないことがあります。この情報は信用情報登録機関でカード会社も確認できる部分です。ですので、嘘を書くとそれだけで落とされることになりますので、しっかりと記入しましょう。
住まい
持ち家か賃貸かを選ぶことになります。一人暮らしをしているのであればたいていは賃貸かと思われます。別に賃貸だから悪いということはありません。ただし、住んでいる年数が短いと若干マイナスに作用することがあります。ですが、嘘を書くわけにもいきませんので正直に記入しましょう。
勤め先
勤め先により選別はされますが、必要以上に調べられることもありませんので、気にせず正直に記入しましょう。ただ、務めている年数が少ないと、マイナスに査定されることがあります。もちろん、大企業に勤めていればその分審査に通りやすくなります。
勤め先の年数と年収などのバランスが悪いと嘘をついていると判断されてしまうことがあります。
申し込み回数
信用情報登録機関には、クレジットカードの申し込み回数が分かる仕組みがあります。このため、一時期に大量のクレジットカード会社に申し込み申請をすると、明らかに何かたくらんで申し込みをしているのではと勘繰られる可能性があります。ですので、クレジットカードを申し込むときは、たとえ複数の会社のカードを希望していても、まずは最優先の1箇所のみに絞りましょう。6ヵ月後になれば、この閲覧したかどうかの情報が消えますので、その後にまた新たなカードを作るのが良いとおもわれます。
在宅確認について
クレジットカードを作ると自宅に電話が掛かってくることがあります。また、会社に確認の電話が来ることもあります。
一人暮らしですと日中、自宅にいることはありませんので、なかなか電話に出るのが困難かと思われます。携帯電話に電話が来ることもありますが、留守録に用件を伝えることはほとんどありません。見知らぬ電話番号からの電話ということで、取らない人も多いかもしれません。
ですが、こうした確認が出来ないとカードの発行をしてもらえません。クレジットカードの申し込みをしたら、この手の電話が掛かってくることをあらかじめ認識しておき、見知らぬ電話番号からの電話でも電話に出るようにしましょう。
クレジットカードを使い続けるメリット
クレジットカードを使い続けると、信用度が上がります。もちろん、支払遅延等のトラブル無くという条件が付きますが、使い続けていくことで、支払に問題の無い人物ということが分かるからです。
そうなると、クレジットカードの使用限度額をアップしてくれるなど、さまざまなメリットがあります。
また、新たなクレジットカードを作成しようとする時に、支払を滞りなく行われていることが信用情報登録機関からチェックできるため、新規にカードを作りやすくもなります。
さらに、ゴールドカードなどのより高いサービスを提供するカードの作成が可能になるなど、さまざまな面でメリットが出てきます。
逆に、現金主義でまったくクレジットカードを作ったことの無い人ですと、しっかり払ってくれるのかどうかの判断すら出来ない状態になるため、最初の限度額が低く設定されたりします。
この信用度は若いうちからクレジットカードを有効に使っていくことで、早い段階で限度額のアップが行われるなどのメリットが発生しますので、できるだけ若いうちからクレジットカードを用いるようにしましょう。
クレジットカードの支払を遅れると
クレジットカードの支払を遅れると、いくつかの不都合が生じます。ここではその不都合に関して紹介していきます。
催促の電話が掛かってくる
クレジットカードの支払が遅れると、クレジットカード会社から催促の電話が掛かってきます。自宅に掛かってくる分にはかまわないのですが、連絡が取れないと会社に掛かってくる可能性もあります。
信用情報登録機関に遅延の情報が記載される
クレジットカードの支払が遅れたことで一番問題になるのがこの信用情報登録機関に情報が登録されてしまうことです。
支払の遅延が発生することで支払がされなかったという情報が掲載されます。この情報が掲載されると、今後クレジットカードを新たに発行してもらうことが困難になったり、限度額(極度額)の引き上げが困難になるなど、さまざまな部分に影響を及ぼします。
車や自宅を買うときのローンや消費者金融での借り入れなどの承認が下りにくくなる可能性があります。
多くのクレジットカード会社は上記の4機関から情報を収集し、クレジットカードの発行やローンの決定を行います。
そのため、クレジットカードの支払遅延情報が登録されているということは、それだけで信用力が無い人として見られるということです。
1回の過ちが以後数年に渡って影響を及ぼしますので、支払遅延だけはしないようにしましょう。
なお、支払遅延情報の登録期間は機関によりますが、大体5年となっています。
また、支払遅延情報は1回だけとかですと載らないこともあるようですが、1回だけなら良いとか思わずに、決して支払遅延が無いように、常日頃からクレジットカードを使用した額の把握や銀行口座の残高の確認を行いましょう。特に、銀行口座からはさまざまな支払を行うでしょうから、ギリギリのやり取りをせずに、金銭的に余裕を持たせておくと良いと思われます。
ショップカード
ショップではさまざまなサービスを行っていますが、その中でショップ特有のカードがあります。
カードは作りすぎても財布が膨らむだけであまりメリットはありませんが、普段行くスーパーなどのカードは作っておいても損はありません。
特に、毎回毎回買い物の度にカードの有無を確認するようなスーパーでしたら、一々聞かれるのも時間の無駄なので、カードを作り、言われる前に出しておくとよいでしょう。もちろん、ポイントが溜まれば割引サービスなどが受けられますし、ポイントカード会員限定のサービスも利用できます。
仮に、普段1パーセントのポイントサービスが付き、割引として使えるようなサービスの場合、事実上全ての商品に1%の割引シールが貼られていると同じことになります。夜遅くにおつとめ品を買いに行くのも良いのですが、普段から割引と同じ効果のあるポイントカードは、是非とも有効に使いましょう。
また、ポイント何倍キャンペーンというのも積極的に活用したいところです。上と同じ条件で5倍キャンペーンの日があるとすれば、5%の割引シールが全ての商品に貼られていると同じことになります。チラシなどをしっかり確認し、有効に活用しましょう。