タイプ別(社会人、学生)一人暮らし
ここでは、学生や新社会人、社会人、高齢者といったタイプ別の一人暮らしのポイントを紹介していきます。年齢が変われば、生活習慣も大きく変わります。それぞれ注意すべき点を確認し、日々の生活に活かしていきましょう。
学生の一人暮らし
一人暮らしを始めるタイミングで最も早いのは学生の時ではないでしょうか。特に大学生や専門学校生となるタイミングで一人暮らしを始める人が多々います。
地方から東京や大阪などの都市の大学に通う時に、実家からでは困難なことから一人暮らしを開始すると思われます。
学生時はまだ体力面では問題が少ないため、主に健康に関しては必要以上に気を使わなくてもよいでしょう。もちろん、暴飲暴食などを繰り返せば学生でも問題は出てくるでしょうが、そこまでひどい生活でなければ意識は余りする必要はありません。
逆に学生時代に意識したいことは、日々の生活習慣を如何に崩さずに過ごせるか。この点に注意を払う必要があります。
親元の管理から離れたこともあり、自由な時間が一気に増えます。そうした時間をダラダラと過ごしてしまいがちです。夜遅くまで起きていて翌朝起きられなかったりといったことは、学生の本来すべきことである学ぶことへ大きく影響を及ぼします。
当然、勉強に励まなければ、学生時代が終了した後の社会人としての生活も好ましいことにはなりません。
次に、学生ならではの人付き合いも影響が大きいと言えます。魅力的な知人が増えれば、それだけ良い影響を受けますが、そうでない場合は家が溜まり場のようになり、自分の生活を保てなくなります。異性との付き合いも同様に、好ましくない人と接触すれば、それだけで将来が台無しになる可能性もあります。
自由になる、ということは自分のことは自分で判断し、行動することを意味します。今だけ良ければではなく、社会人になった時のことも考え、学生時代から秩序ある生活を過ごすことをお薦めします。
新社会人の一人暮らし
社会人になるタイミングで一人暮らしをする人も多くいます。学生時代までは実家から学校に通えていたものの、就職で勤める会社が遠方であれば、当然実家から離れて一人暮らしをする必要が出てきます。
社会人の場合は、日中は仕事をすることから、学生ほど自由な時間が作れるわけではありません。そのため、学生時代ほどの無茶はしないですむでしょう。
ただ、新社会人と共に一人暮らしを開始するとなると、学生から仕事をする立場への環境の変化と共に、日常生活の変化も重なり、2重の負担が一気に襲いかかります。
この負担を一気に背負わないように、学生の終盤から一人暮らしに対する準備をしておくと良いでしょう。特に、日常すべき炊事洗濯掃除などの方法を実家にいるうちに教えてもらうなどがお薦めです。出来れば、親孝行も兼ねて実家でこれらのことを教わりつつ行ってあげると良いでしょう。
新社会人となると、自分で初めてお金を稼ぐという人も出てきます。お金の管理についても学んでおくことをお薦めします。
社会人の一人暮らし
社会人となってからしばらくして一人暮らしを開始する人もいるでしょう。主に転勤などの理由から一人暮らしをする必要性が出てくる場合です。すでにパートナーがいる場合でも、単身赴任という形で一人暮らしをする可能性があります。
新社会人と異なり、学生から社会人への変化などの大きな変化はないため、主に一人暮らしに関する問題点のみに気を配るだけでかまいません。
ただ、職場の変化も伴うことから、気疲れなどは新社会人と同様にあるかもしれません。
すでにパートナーがいる場合、特に炊事洗濯掃除などをパートナーに任せていた場合は、事前にこれらのことを教わっておくと良いでしょう。それ以前に、片方に依存せずに、二人で日々作業を分担しておくと、いざ一人暮らしになった時にも問題なく日常生活を送れます。
社会人の段階からお金を貯めていき、将来に備えることも重要です。社会保障をあまり当てにせず、自ら溜めたお金で老後を過ごせるくらいの感覚で貯めていきましょう
高齢者の一人暮らし
高齢になってからの一人暮らしは、最終的には自らの死と向き合い、自分の最後をどうするのかも考慮に入れて生活していく必要があります。
老後に一人暮らしをするきっかけとしては、パートナーが亡くなるか入院、もしくは離婚などで分かれた時が多いのではないでしょうか。
年を取ると賃貸物件が借りにくくなります。このため、場合によっては安くてもかまいませんので、一軒家や分譲マンションを買うことも検討する必要があります。
老後になれば、無理に現在住んでいる場所に固執する必要もありませんので、地方で安い物件を探し、その場所を終の棲家にするというのも悪くはありません。
年を取るにつれ、体の自由が思うように行きません。体調を考慮し、病院の場所が近いかどうか、マンションの場合はエレベーターなどで移動できるかなど、若い時には考えもしなったような部分にまで意識を巡らせる必要があります。
しっかりと子を育てている場合は一人暮らしで過ごすことはありませんが、必ずしも全員がそうというわけではありません。また、将来的に一人で老後を迎えるという人も増えていることから、若いうちから対処していくべき問題とも言えます。
暮らしそのものは一人でもかまいませんが、いざという時の助けとなるために、出来るだけ人との関係を保ち、地域社会にも関わっていくことが重要です。
また、健康問題にも常に気を配り、少しでも健やかに生活できるように若いうちから食と運動をバランスよく生活に取り入れ、そして精神面での負担も減らすような生活をしていくようにしましょう。
そして自らの一生を満足して終えられることを願っております。