一人暮らしとお金
ここでは、一人暮らしでのお金の管理について紹介します。
毎月のお金を分別管理
給料、もしくは仕送りなどでお金が手元に入るかと思います。そのお金をできるだけ早い段階で分けてしまう管理方法がお金の分別管理です。
たとえば10万円、毎月手に入るとします。その10万円のうち、5万円は家賃、2万円は水道光熱費や雑費、3万円は食費とします。
これらを手に入った段階で、封筒などで分けてしまい、関連費以外の出費をその袋からしないようにします。
これにより、使いすぎて家賃が払えなくなったり、水道光熱費が払えなくなったりといったトラブルが減ります。
さらに、食費であれば、1週間ごとに分けたり、1日ごとに分けることで、さらにお金の管理がしっかりとできることでしょう。
そして、可能であれば、手元に入るお金の一部を将来のための貯金とすることで、緊急の出費などにも対応ができるようになります。
ついついお金を使いすぎてしまうという人は、この分別管理で目的別にお金を決めて、分けていきましょう。
お金がなければ働こう
社会人であれば、当然働いているわけですが、学生などでは親の仕送りに頼ってる人もいるかと思います。
ですが、親の仕送りだけでは十分に自分の趣味に専念できないのではないでしょうか。
そうしたときは、アルバイトをすることをお勧めします。本業は学ぶことですので学業をおろそかにしてはいけませんが、可能であれは日ごろから、無理な場合は夏休みや冬休み、春休みなどの長期休暇のみ働くようにしましょう。
働くことで、社会的に学ぶこともできますので、一石二鳥です。
社会人であれば、土日に確実に予定が取れるのであれば、それらの時のみ働くのも良いでしょう。一日のみの仕事を探すのも良いのではないでしょうか。
本当にお金がなくなったら
あってはならないことですが、本当にお金がなくなったらどうすべきかについて紹介します。
大原則として、俗に言うサラ金、消費者金融から借りるのだけはやめましょう。
では、どう手配するかですが、まずは手持ちのものを売ってお金を手に入れるようにしましょう。本やCD、ゲームソフト、DVDなどは比較的手早くお金を手に入れることができます。あまり古いもののみですとお金になりませんが、新しいものであればそれなりにお金になるかと思います。
次に、手持ちのものを処分してもお金が足りない場合は、親兄弟に頼りましょう。友達や恋人に頼る人もいるかと思いますが、トラブルの元となりますのでやめておきましょう。
あとは、日雇いでその日払いのものを見つけ、働くことも重要です。働かずにお金が無いというのは、単に怠けているだけですので、心を入れ替えて働き、窮地を脱しましょう。
不要なお金を出さないようにする
何でも好きなものを買い、好きなことをすれば、お金が無くなっていくのは当然です。身の丈にあった生活を心がけましょう。
比較的容易に対応ができるのは次のようになっています。
自炊する
外食中心の人であれば、自炊することをお勧めします。外食は調理費や会社の利益分を乗せて、価格を提示しています。つまり、それらを抜かせば比較的安く済むわけです。でしたら、自らで調理するしかありません。
調理が難しい、と思うかもしれませんが、基本は切って焼く程度で対応ができますので、あまり難しく考えずに調理しましょう。お腹の中に入れば栄養になります。
まずは、キュウリを切る、ということからはじめるといいかもしれません。もちろん、キュウリでなく、レタスでもいいですし、トマトでもかまいません。洗えば食べられるものを手に取り、切ったりして、調理に対する抵抗を少なくしましょう。
あとは、食中毒などに気をつけて、また、焼きすぎや塩分の取りすぎなどにも気をくばりましょう。
コンビニで買わず、スーパーを利用する
コンビニは便利という意味のコンビニエンスという言葉を略しているものです。世の中、便利を買うにはお金がかかります。つまり、コンビニで買うということは、余計にお金を払って買っているということになります。
近くにあるから、ものがある程度揃っているから、ということでコンビニを利用しがちですが、同じものがスーパーでは数十円安く売られていることがざらにあります。それが積み重なれば、結構な額を存していることになります。
特に若い人や、男性などはスーパーで買うことに抵抗を覚える人もいるかと思いますが、そのようなことは気にせず、遠慮せずにスーパーで買いましょう。
複数のスーパーの価格の傾向を知っておけば、より安い価格で物を買えるでしょう。
コンビニはお金を持っている人が利用するサービスです。あまりお金が無い人はよほどのことが無い限り、使うのをやめましょう。
無駄遣いをやめる
一人暮らしになると、家族などからの干渉がないこともあり、自由に過ごしがちです。特に飲食物を制限なく食べたり、好きなものを集めだしたりと、お金の使い道に際限が無くなることも多いのではないでしょうか。
このようなことが無いように、何が必要で、何が必要でないのかをしっかり見極めましょう。
飲食物でしたら、その日に食べる数しか買わずに買い置きをしない。
趣味のものでしたら、物を限って購入する。
難しいかもしれませんが、少しだけでも意識を持ち続けることで、長期的に見て自らをしっかり管理できる人間になりえます。思ったときだけでもぜひ実行してみてください。
タバコを吸わない
タバコは自らの体を悪くするほか、他人にも健康被害を与え、出費も増えていくので、できるだけ本数を減らす、など対策をしましょう。
賃貸住宅で吸うと、引越しの際に、余計に敷金からお金を取られることもあります。
一日約300円分タバコを吸うとなると、一ヶ月で約1万円、一年で約12万円もお金を使ったことになります。この12万円を別のことに使えたらと、一度考えて見ましょう。
車を持たない
地方でしたらまた別ですが、都心に住むのであれば、車は不要でしょう。電車が整備されているほか、バスもあります。また、タクシーも見つけやすいです。
毎月、家賃とは別に駐車場代を払ったり、車に関する税金を払うなどすることを考えると、必要なときにタクシーやレンタカーに乗る方が経済的です。
重い買い物も、ネット通販を利用したり、配送してもらうこともできます。
一人暮らしなのですから、少なくとも家族がいるわけではありません。近くのスーパーまでは自転車を利用して走っていきましょう。