引越し業者の料金を安くする方法

一人暮らしを開始するときや、新たに新天地を求める際に欠かせないのが引越し作業になります。

ここでは、その引越し料金を少しでも安くするためのコツを紹介します。

掲載している内容は、業者に依頼する際のお話となります。自らでやられる場合などは当てはまらないことをご了承ください。

引越しそのものや引越し業者に関しては『一人暮らしの引越し』をご覧ください。

引越し業者への料金を安くするための結論

結論だけ述べると、次のようになります。

  • 繁忙期を避ける
  • 平日に行う
  • 見積もりは何社かにしてもらう
  • 作業員人数を減らす
  • 午前より時間お任せや午後を指定
  • 早めに予約する

主な内容は以上になります。では、それぞれどういう理由からなのか、そのほか詳細について説明していきます。

繁忙期を避ける

繁忙期とは、引越し業者として忙しい時期になります。

無理をしなくても客が来てくれる時期ですから、引越し業者としても強気な金額を出してきます。実際に、通常期と比べて2倍以上の額になることもあります。

これは、単に稼ぎたいから、というだけでなく、トラックが足りなくなったり、アルバイトなどの人員を増やす必要があるからなどが影響しています。

一番忙しい時期は3月から4月です。この時期は、学生なら新入学のため、新天地へ引越しがありますし、会社勤めでも異動で引越しする人が増えます。

7月から8月も、会社の異動の時期ですので、この辺りも増えます。

また、大型連休にも引越しをする人が増えます。

ただ、大型連休だけみても、前半の方が引越しする人が多く、後半ですと少なくなります。前半で引越しを終え、後半で家の中の整理をする姿が見てとれるのではないでしょうか。

以上を元に考えると、次のような順位付けが可能かと思われます。

1位:3月から4月
2位:ゴールデンウィーク前半、7月後半から8月前半
3位:ゴールデンウィーク後半、8月下旬

上記の中でも休日は忙しく、平日は比較的暇となります。

暇な時期に依頼をすれば、その分割安で引越し作業をしてくれることになります。

できるだけ上記の時期を避けて引越しスケジュールを組むと安い料金で引越しをしてもらうことができるでしょう。

平日に行う

すでに「繁忙期を避ける」で少し述べていますが、引越し日を休日ではなく平日にすると安くなります。

仕事勤めや学校へ通っている人の多くは平日には都合がつかないものです。そのため、土日や祝日に引越しをすることが多いと思われます。

このため、土日や祝日には客が集まるため忙しくなり、結果として料金も高めに設定されます。

逆に、平日でしたら利用者数が少ないため、料金の方も安く設定してもらうことができます。

なかなか平日に都合をつけるのが難しいこともあるかと思いますが、有給等を用いて平日に行うのも一つの手であるかと思います。

見積もりは何社かにしてもらう

一社だけ見積もりをしてもらうと、相場がわからず、高い価格のまま依頼してしまうことも多々あります。

その点、数社から見積もりをもらえれば、基準となる価格もわかりますし、交渉もしやすくなります。

額として数万円単位で変わってくることもありますので、ぜひネット経由の見積もりサイトなどを用いるなどして複数業者から見積もりを取りましょう。

下記が一括して見積もり依頼ができるサイトとなっています。

都心などでしたら、大手の訪問見積もりを依頼すると良いでしょう。

なお、事前に電話見積もりをしてもらうことで、その額からさらに下げてもらう形での交渉も可能です。どうしても他社との比較で価格決定をする風習のある業界ですので、多くの業者からより安く見積もりを取ることが、安くする秘訣といえます。

早くに契約しようと、相手側が、今すぐ契約してくれればいくらにします、というような提案をすることもあります。しかし、それでもたいていは少し高い価格であることが多いため、必ず複数の会社に見積もりを取ってもらい、そして条件に合うところと契約するようにしましょう。

なお、これらは閑散期の話になります。3月などの繁忙期に同様のことをやろうとすると、逆に受け付けてもらえなくなる可能性もあります。時期に応じて対策を練る必要があるでしょう。

作業員人数を減らす

料金決定の材料の一つに、作業員の数が影響してきます。当然、人件費が必要となるため、多ければ多いほど、割高になります。

仮に、一人減らすことができれば、それだけで価格が安くなります。

ただ、何でもかんでも減らせるかというとそうでもなく、少なければ自身でも作業を手伝う必要が出てくるなど、別のところに影響が出てきます。

また、大手などですと、物を壊した際の損害賠償などの関係から、あまり手伝ってもらいたくないという考えもあります。これは責任が不明瞭になるためです。

ですので、人数は2人から3人をひとつの目安として考えることをお薦めします。一人暮らしで大物家電がなければ2人で十分かと思われます。

午前より時間お任せや午後を指定

引越し業者は午前か午後かを決めることができますが、基本は午後の方が安くなります。

ただ、午後といっても、時間を指定できるわけではなく、午前の仕事が終わってから、その作業員が来てくれるという形になりますので、時間を先に確定させることはできません。

もちろん、前日などに大まかな目安時間を伝えてもらうことが可能です。

午前午後の指定ではなく、お任せ、ということも可能です。こちらですと、引越し業者側としても自由に時間設定ができるため喜ばれます。それは、最終的には価格にも影響してきます。

午前から午後までかかるような量の荷物や、引越し前も引越し先もエレベータ無しの高層階などですと、丸一日かかるようなこともあるため、その場合は午前からのみとなるかもしれません。

早めに予約する

予約はできるだけ早めにしておきましょう。

繁忙期でしたら1か月以上前から見積もりをしてもらい、日にちを確定させておきましょう。

逆に暇な時期でしたら1週間前でも問題ありません。

日が近くなればなるほど、トラックや作業員の手配に手間取るため、割高になることがあります。

日が決まっているのであれば、早めに見積もりをしてもらい、予約をしてしまいましょう。

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