ペットと賃貸で暮らすには
ここではペットっと賃貸物件で暮らす際に注意すべき点を紹介していきます。
一人暮らしの人は、寂しさもあって、ペットと暮らすことを望む人が多くいます。
いくつかもポイントをまとめてありますのでご参考ください。
『一人暮らしとペット』も合わせてご覧ください。
ペット可能な賃貸物件の見つけ方
ペット可能な賃貸住宅を探すには、今ではインターネットで気楽に探すことができます。
インターネットの各社サイトでは、ペットの可否に関するチェック項目が設けられています。そこにペット可をチェックし、検索することで、目的のエリアで借りることが可能な物件が表示されます。
ペット可能賃貸物件の最近の動向
最近は、ペット可能な賃貸物件も増えてくる傾向にあります。
理由としては、過剰に賃貸物件が供給された関係で、借りてくれる人がいなく、仕方なくペットも可能にして借り手を増やそうという物件が多くなってきたことが挙げられます。
また、最初からペット可能として建築された建物も増えてきました。
こうした建物は、ペットがいること前提とした設備が整っているため、ペットと同居する際には普通の物件と比べて過ごしやすい工夫がされています。
昔に比べ、ペットとの同居が認められやすい傾向があるため、物件探しは比較的しやすくなっています。
ですが、多くなってきたといっても、必ずしも自分自身が住みたいものと条件が合致するとは限りません。
多少、条件に合わないような場合でも、ペットと暮らすのであれば我慢する必要も出てきます。
ペットと暮らすことによる追加の負担
ペットと暮らす際には、下記のような負担の発生が考えられます。
敷金が通常より増える
通常では2ヶ月の敷金が、1ヶ月分プラスされ、3ヶ月分請求されるなど、余計に敷金を用意する必要が出てきます。
ペットと暮らす場合、退出時には部屋の中が一般の使用以上に汚れる可能性があるため、部屋のリフォーム用の資金としてより多くの資金を必要となります。この費用の取り逃しのないように、敷金で多めに確保しておく必要があるからです。
ペットと暮らすには必要な費用としてあらかじめ念頭に入れておきましょう。
その場所から引っ越す際に費用がかかる
敷金の項目でも触れましたが、退出時には人間のみで使用した時より損耗が激しいため、通常時以上のリフォームが必要となります。
この費用は敷金から差し引かれます。
差し引かれた額が手元に戻ってくるのですが、ペットと暮らしていた場合、通常より戻ってくる額が少なくなります。
結果として、多くの費用がかかったということになります。
敷金の中で収まれば、追加でお金が出ていくことはありませんが、あまりにも部屋の状況がひどい場合は、追加でお金を要求されるかもしれません。
この点もあらかじめ考慮に入れておきましょう。
賃貸料金が高めに設定される
ペット可能物件は、賃貸料金が高めに設定されていることがあります。
古い物件ですと、さほど変わらないのですが、比較的新しい物件の場合、ペットが飼えて綺麗ということが一つのウリとなるため、高い設定でも借り手がいるため、賃貸料金が高くなってしまいます。
一般的に2割ほど高くなるといわれています。
自身の予算に応じて、綺麗さなどを取るか、それとも古くても安い物件を取るか、選択しましょう。
ペットを飼う側の心構え
ペットを飼う際には下記の心構えを守るようにしましょう。
しつけをしっかりと行う
ペットのしつけはしっかりと行いましょう。
特に、騒音の問題は隣人にも影響を及ぼします。
夜遅くに騒がしくなったり、どたばたと部屋の中を駆けずりまわったり、吠え声がうるさくなりすぎないようにする必要があります。
また、廊下などで他の居住者に吠えたり噛んだりしないようにすることも重要です。
ペットが好きな人ばかりではないことを知っておく
ペットと暮らす人はペットが好きかと思いますが、世の中の人すべてがそうではありません。
犬や猫はもちろん、そのほかの生き物も嫌いな人は世の中に多数います。
単なる好き嫌いだけでなく、アレルギーの問題も関係します。
そうした人もいるため、廊下などですれ違ったりした際に相手が不快に思うことがあります。
相手に危害を加えない限りは大きな問題にはなりませんが、決して相手側が不快感をあらわにしたとしても、それは仕方ないこととして受け止めるようにしましょう。
隠れて飼わない
ばれなければよいという考えで隠れてペットを飼う人もいるかと思いますが、これはやめておきましょう。
飼っていることが知られた場合、その住まいから追い出されることもあります。
また、追い出されないまでも、そのペットの処分をするようにといわれることもあります。
いずれも悲しい結果しか生み出さないため、飼うならばペット可の物件で、そうでないのなら飼わないと、徹底しましょう。
数量制限・大きさ制限
一つの物件で飼うことのできるペットの数を制限していることもあります。
また、大きさも制限することがあります。特に大型犬などが該当します。
数量制限の場合、新たに子を産まないように注意するなどが必要となります。
ペットに該当するもの
ペットと一口にいっても、犬猫はわかるものの、そのほかはどういったものが該当するかわかりにくいかと思います。
ここでは、一般的に対象となるであろうペットを取り上げておきます。
- 犬
- 猫
- 魚
- 鳥
- ハムスター
- ウサギ
- フェレット
- 蛇
- 昆虫
小さいから問題ないだろう、水槽の中だから大丈夫だろうと勝手に判断せず、必ず不動産屋に飼ってよいのかどうか確認してから飼うようにしましょう。