マンションかアパートか、鉄筋か鉄骨、木造か
ここでは、マンションやアパート、鉄筋や鉄骨、木造等の見分け方や特徴を紹介します。
アパートかマンションか
マンションとアパートの区別は曖昧となっています。
しかし、一応3階以上ある建物がマンション、2階までの建物がアパートと判断して良いでしょう。
マンションなら鉄筋コンクリート(RC)かPC(プレキャストコンクリート)、アパートなら鉄骨、木造が多くなります。
鉄筋か鉄骨か木造か
鉄筋か鉄骨か、木造かの区別です。
これらは建物の頑丈さだけでなく、遮音性にも大きく影響します。鉄筋コンクリートなら遮音性が高いですが、木造だと隣に音が筒抜けになることが多いです。
もちろん、建物ごとに遮音性は異なり、鉄筋コンクリートでも音が漏れやすいところもあれば、木造でも部屋の位置によってはあまり漏れないこともあります。また、建物を伝って音が漏れるのではなく、一度窓から音が漏れ、それが隣の窓から入って隣に音が伝わることもあります。
鉄筋コンクリートの方が高く、木造の方が安い家賃設定がされています。
鉄筋コンクリート(RC)
鉄筋コンクリートは隣との壁がコンクリートで出来ており、電柱を叩いた時と同じくペシペシといった硬い壁となっています。
隣の部屋との間がコンクリートになっているため、音が直接伝わりにくいという特徴があります。もちろん、窓を開けていると、外から音が伝わります。
高層階の建物の場合は鉄筋鉄骨コンクリート(SRC)という形態になります。基本は大きく変わりませんので、あまり意識せず、鉄筋の文字があるかどうかで判断しましょう。
鉄骨
鉄骨は、建物を建てる上での構造上の問題でしかないので、鉄骨であるからどうであるかということはありません。ただ、部屋と部屋との間がコンクリートで覆われているのか、それとも板のようなもので区切られているのかによって、防音性が大きく異なります。
壁を叩いてみて、音が響くようでしたら、隣の部屋に音が漏れやすいと判断しましょう。
木造
木造などでは叩くと鉄筋コンクリートと比べガンガンと響き、明らかに木を叩いていると感じることが出来 ます。実際に下見をする際に叩いてみると良いでしょう。
ただ、コンクリートのところにさらに木を入れて遮音性をさらに高めたり、コンクリートから染み出る湿気を抑えるなどの対策をしていることもありますので、実際に叩いてみて木のような音がしたからといって、必ずしも木造というわけでもありません。
比較的新しいマンションであれば、このようなこともあると覚えておきましょう。