隣人の騒音に対する対策
隣人による騒音で困っている人も多いかと思います。
その時の対策を紹介します。
部屋探しの時点で注意することと、住んでいる最中に注意することの2点を中心に紹介。
部屋探しの段階での騒音対策
部屋探しの段階でチェックしておきたいポイントを紹介します。たいていの騒音問題はこの部屋探しの段階で解決可能です。
アパートよりマンション
アパートよりかはマンションの方が作りがしっかりしている分、騒音対策が出来ている傾向にあります。
必ずマンションの方が良いとも言いませんが、物件を探す際にはマンションであることを条件に入れて探してみましょう。
さらに細かいチェックが出来る方は、施工状況なども考慮に入れましょう。部屋と部屋との間の厚さや、形状、材質など。
子供がいない物件を選ぶ
子供がいると、どうしても走り回ったりといった騒音が聞こえてきます。
このため、子供が住んでないような物件を選ぶという選択肢もあります。
具体的には部屋の数が少ない物件が該当します。
1Rや1Kなどでは、子供がいる家庭、たとえば夫婦と子供といった家庭はなかなか住まないでしょう。そのため、こうした物件に住むという選択肢も出てきます。
もっとも、母子家庭のように大人一人、子供一人の場合は1Rなどでも住む可能性があるため、一概に言えませんが。
文化、国籍の違いを把握する
日本には多くの国から人が訪れ、住んでいます。
このため、文化や国籍の違いにより、騒音に対する考えが変わってきます。まず、この違いがあることを把握しましょう。
この点を考慮すると、出来るだけ外国人がいる物件には住まない、という選択肢もあるでしょう。
住んでいる可能性が高い物件は、全体的に安い物件です。
安い物件はそもそも防音性の乏しい物件が多く、さらに文化や国籍の異なる人により、深夜でも騒ぐなどが発生すれば、なかなか耐えきることは難しいでしょう。
このため、住む物件をしっかりとチェックする必要があります。
地域によって、どういった国籍の人が集まっているか把握が出来ることもあります。事前の情報収集をしっかりとしておきましょう。
学校、工場、電車の線路、主要道路の近く、お店、公園など
部屋を選ぶときには、騒音が出そうな場所から遠い部屋を選びましょう。
騒音が発生しやすい場所として、学校、工場、電車関連、大きめの道路の近くなどが該当します。
学校は夜になれば静かになりますので、日中家を空ける人はあまり意識しなくて良いでしょう。ただ、体育祭など、日曜日に行われるイベントの際はゆっくり休めないかもしれません。
大きな道路の近くは、トラックなどが通り過ぎる時に震動がして家が揺れたりもします。大型駐車場の近くも要注意です。車のドアの開け閉めの震動が響きます。
電車は単体での音の他、踏切の位置にも注意が必要です。
コンビニやスーパーなども影響があります。コンビニやスーパーは24時間営業しているお店や、0時近くまで営業しているお店もあります。遅くまで営業しているお店の近くの場合、車の音が聞こえたり、その周囲で騒ぐ人がいたりと、何かと音に悩まされます。
公園は一見静かに思えますが、場所によっては若い人がたむろして、騒ぐこともあります。
静かな地域から大都市に引越してくるときに、音に対して耐性が無いと思いますので、この辺りも特に注意が必要です。
ペット不可の物件を選ぶ
ペットがいると、どうしてもその泣き声が騒音として聞こえてきます。
このため、ペット不可の物件を念頭に部屋探しをするとよいでしょう。
住んでいる最中の騒音対策
住んでいる時に騒音問題が発生した時の対応方法です。
耳栓をする
耳栓を買ってきて付けておきましょう。これで多くの音から逃れることが出来ます。
ただ、震動などは耳栓をしていてもしっかりと感じます。
また、耳栓を耳に入れると違和感があるほか、自身の呼吸音などが聞こえて逆に煩わしく感じるかもしれません。
寝る時に利用するなど工夫しましょう。
なお、耳栓をすると、自分の出す音に対する認識が甘くなる可能性があります。自分が音の発信元にならないように注意しましょう。
管理会社に連絡
管理会社に連絡し、騒音を発しないように注意してもらうようにしましょう。
管理会社、もしくは管理人の電話番号は契約時の書類などに記載されていると思います。
連絡の際は具体的に、どういった時間帯にどういった音が出るかを伝えるようにしましょう。
なお、直接騒音に対するクレームを隣人に伝えるのはやめましょう。
騒音トラブルにより、殺傷事件などが頻繁に発生しています。被害者にも加害者にもならないように、必ず間に人を通して対応するようにしましょう。
警察へ電話する
警察へ電話するのも一つの手です。
ただ、警察官も暇ではないでしょうから、あまりこの手段は用いないようにしましょう。
あまりにも深夜にうるさく、改善の余地が無い時にしましょう。団体で騒いでいる時などに。
部屋の位置を変える
複数の部屋がある場合は、メインとして利用する部屋を変えましょう。
隣の騒音に困っているのであれば、隣の部屋と隣接していない部屋をメインの部屋にするとよいでしょう。寝るときに静かな状態が良いのであれば、離れている部屋を寝室にします。
上下階の部屋に関しては、たいてい部屋の作りが同じです。
そのため、上下の階の人がどこを寝室にしているかを考え、同じ位置を寝室として使うことをお薦めします。
このようにすれば、上下階の人が寝ている時に、自分も寝ていて上下に迷惑をかけず、なおかつ自分の静かに寝ることができます。
寝起きする時間によっては多少影響はありますが、影響範囲は軽微です。
引越しの検討
隣人の騒音トラブルは、解決可能であれば良いのですが、多くはその人の生活習慣とも大きく絡む問題のため、解決が難しいこともあります。
そうなった時にいつまでもストレスを溜めて同じ場所に住み続けるよりかは、いっそのこと引越しを検討してみてはどうでしょうか。
お金もかかりますし、納得がいかないかもしれませんが、心労を溜めるよりかは良いかと思います。
引越しをする際には、次はマンションで防音性の高い部屋を選ぶことをお薦めします。
諦める
騒音問題は人によって音に対する配慮の考え方の違いや、生活習慣、そして倫理観などによって、どうにもならないことも多々あります。
騒音が出ていることを確実に防ぐ手立てがない場合は、いっそのこと諦めてしまうのも一つの手です。
諦めれば、憤るよりかはストレスが軽減されるでしょう。
騒音で下手にストレスを溜めるよりかは、諦めてこんなものなんだと現状を受け入れてしまった方が、精神的に楽かもしれません。