騒音を出さないための対策
自分が騒音を出して迷惑をかけないための対策を紹介します。
引越しをする時にチェックすべきことと、引越し後の生活をしている時に注意することを分けて紹介します。
引越しをする前から防音性のある部屋を探す
引越しをする前の部屋探しから騒音に対する対策は始まります。
音が他の部屋などに伝わりにくい物件を探しましょう。
マンションを探すのは基本とし、後は内見の際に他の部屋との位置関係を確認。
部屋の位置もしっかりとチェックしましょう。
引越しの際に角部屋最下階を狙う
隣人が少なければ、騒音で迷惑をかける相手が減ります。
そのため、部屋の位置としては角部屋がお薦めです。
また、人からの騒音を考えると最上階が良いのですが、人に迷惑をかけないためには最下階がお薦めです。騒音の多くは歩いたりしたときの震動によるものですので、上の階より下の階に人がいない方が迷惑をかけにくくなります。
ただ、下の階は防犯面で問題がありますので、この辺りはどちらをとるか考えましょう。
1階が駐車場で部屋は2階からスタートというマンションなどがお薦めです。
なお、これらは同じマンションの話で、たとえばマンションの隣に別の家があるような場合は、音を出せばマンションに迷惑をかけなくても隣の別の家の人に迷惑をかける可能性があります。周囲の状況もチェックしましょう。
このほか、隣の部屋に人が住んでいない部屋を狙うのもお薦めです。
あまり人が住まない住居に引越すのも一つの手段です。
部屋の位置を変える
部屋が複数ある場合は、活動する部屋を変えてみてはどうでしょうか。
たとえば、隣の部屋と隣接している部屋としていない部屋があれば、していない部屋を普段の活動の部屋として、隣接している方は寝るだけの部屋とすれば、隣人へ迷惑をかけにくくなります。
もっとも、隣人が音を出すようですと、寝にくくなりますが。
行動する時間帯を考える
多くの人は、朝起きて夜に寝ます。
このため、同じような生活パターンで生活することで、たとえ音を出しても相手に迷惑をあまりかけずに済みます。
ただ、今や夜でも仕事を持っている人も多く存在するため、そうした生活習慣の人は、出来るだけ夜のうちに音を立てる行動を控えましょう。
一般的に言われている時間は7時から21時まで。この時間以外は寝ている人も多いため、音が出る行動を控えましょう。
スリッパの質をチェックする
購入するスリッパを検討しましょう。
騒音の原因の一つが、歩く音です。自分では無意識に音を出していないように歩いていても、下に音が響いていることがあります。
特に、かかとから足を落としている場合、震動が下に響いて騒音となってしまいます。
このため、スリッパはかかとの部分が厚めで、出来ればゴム状のものを選ぶとよいでしょう。
歩くときも足の裏を床に対して平行に擦るように歩くと、音が下に伝わりにくくなります。
体重が重い人などは特に注意したい点です。
響く音の種類を把握する
音、というよりかは、どちらかというと震動の方が響きやすいです。このため、歩いて足を下ろす時の音や、椅子などを持ち上げて下ろす時の音などに注意をしましょう。
壁にぶつかる音や、大工作業、洗濯機の震動なども同様です。
トントンと叩く音が問題というよりかは、叩いて床に震動が伝わり、それが下の階などに騒音として聞こえてしまうのが問題です。
もちろん、壁の薄い場所ではそれ以外の音も聞こえてしまいますが、多くのところでは震動による音をより注意する必要があります。
窓を閉める
窓を開けていると、その分、外を通じて隣に聞こえる音が大きくなります。
このため、窓を閉めるようにしましょう。
外を経由して聞こえる音は、たいていどちらかの部屋の窓が開いている、もしくは両方とも開けている場合です。夏場などは、特に窓を開けて過ごすことが多くなりますが、騒音に関して言うのであれば、締めた方が良いという結論です。
カーテンをつける
カーテンは光を遮るだけでなく、音の遮断効果もあります。自分が出す音も外に漏れにくくする効果があるため、つけるようにしましょう。
ブラインドよりかは、カーテンがお薦めです。
音楽、特に重低音に注意
音楽を聴く人もいるかと思いますが、特に重低音に注意をしましょう。
重低音はたとえ音量が小さくても震動として隣に伝わり、結果として騒音になってしまいます。
音楽を音量高く、また重低音を楽しみたい場合は、ヘッドホンをして聴くことをお薦めします。
テレビの音も同様です。
洗濯機や掃除機の音
洗濯機や掃除機も大きな音を発するものの一つです。
洗濯機はすでに述べたように、音よりかは振動の方が問題となります。このため、利用する時間帯に注意しましょう。
掃除機は、壁際を掃除するときに壁に掃除機の先を当てることがあるかと思いますが、その当てる動作が震動となり、隣に伝わります。
このため、壁際を掃除する時にあまり壁に当てたりせずに掃除するようにしましょう。
また、掃除機を使うときには窓を閉めるのも有効です。
トイレや風呂の利用を控える
あまり作りの良くないアパートなどですと、トイレや風呂を利用して水を流す時、その水を流す音が騒音として周りに聞こえることがあります。
これはマンションの作り上、仕方のないことです。
ただ、その回数を減らしたり、人が寝静まっている時間帯は出来る限り利用しないといった対策は可能です。
夜の寝る前にはしっかりと済ませておいたり、水分を摂りすぎないようにするなど、工夫をしましょう。
玄関の開閉音
玄関の閉める音が騒音になることもあります。
特に、部屋の窓を開けているような場合、玄関のドアを開けると風の通りが良くなり、勢いよくドアが開いたり閉まったりします。窓を開けていなければ、部屋の気圧などの関係で勢いよく閉まらないことも多いのですが、手を離しただけでバタンと大きな音を立ててしまいます。
部屋の窓を開けている場合は、最後までドアノブを持って、ゆっくりとドアを閉めるようにしましょう。
このほか、部屋の窓が開いていなくても、勢いよくドアを閉めようとすれば、やはり大きな音がします。
注意して締めるようにしまっしょう。
ドアの開閉スピードなどは調整出来ることもあります。ドアが対応しているかどうか、管理会社などに聞くとよいでしょう。
出来るだけ家に居ない
家に居なければ、周りに騒音で迷惑をかけることもありません。
対策と言えるかどうかは分かりませんが、もし、隣人が騒音に対してうるさくクレームを言ってくるような場合は、出来るだけ家に居ないという選択肢もあることを覚えておきましょう。