一人暮らしのインターネット回線
一人暮らしの方が利用しているインターネット回線に関する調査が行われました。
その結果は次のようになっています。
このデータは『SUUMO通信費に関する調査』(2015年)のデータを用いています。
対象は一人暮らしをしている20歳から29歳ですので、大学生から社会人を中心としています。
『ネット環境の整え方』では、具体的なネット回線のお薦めを紹介しています。
現在契約しているインターネット回線
- 1位:固定回線(光やケーブルテレビなど)(51.0%)
- 2位:ポケットWi-Fi(WiMAXやイーモバイルなど)(30.5%)
- 3位:契約しているインターネット回線はない(13.9%)
- 4位:スマホのテザリング(10.6%)
- 5位:マンションではじめから契約されているもの(7.3%)
固定回線が半分程度となっています。
今や、スマホでどこでも自由にネット閲覧ができるようになっていることもあり、インターネット回線を用意する必要性も以前と比べて落ちています。
また、スマホではデザリング機能という、インターネット回線のような役割を果たす機能も付いています。
そのため、スマホさえあれば、スマホでさまざまなネットサービスを利用できるだけでなく、他の機器のネット接続も可能となります。
ただ、デザリングは、あまりにも大容量のファイルをやり取りすると利用制限をされることもあるため、動画ファイルなどを頻繁に利用するのであれば、固定回線を契約することも検討しましょう。
今は利用者の多いポケットWi-Fiですが、今後は、デザリングに利用者層が変わっていくのではと思われます。
インターネット回線の選択の基準
- 1位:月額料金の安さ(66.2%)
- 2位:通信速度の速さ(26.9%)
- 3位:初期費用の安さ(24.6%)
- 4位:キャッシュバックなどのキャンペーンがあるかどうか(17.7%)
- 5位:開通工事の有無(12.3%)
- 6位:通信制限(容量)があるかどうか(11.5%)
- 7位:解約費の安さ(7.7%)
- 8位:開通までの期間の短さ(6.9%)
- 9位:持ち運べること(6.9%)
- 10位:その他(6.9%)
月額料金の安さがダントツとなっています。
調査対象が20歳から29歳と、収入面ではまだまだ余裕の少ない年齢層であることも影響しているかもしれません。
また、一人暮らしの場合は賃貸住宅に住んでいる人も多いことから、開通工事の有無も重要な要素となっています。
マンションやアパートにあらかじめインターネット回線が引かれていない場合は、工事が必要になりますが、そうしたことを大家や不動産屋に相談するのが面倒に感じる人が一定以上いると言えます。
そうした人は、ポケットWi-Fiやデザリング機能などを有効に活用していると思われます。
インターネット回線の月額料金
月額料金は、利用しているサービスによって異なります。
全体的には3001円から4000円が一番多い割合となっています。
デザリングは0円から1000円となっていますが、別途、スマホや通信会社の契約料金もかかります。
賃貸住宅によっては、最初からインターネット回線が付いているところもありますので、そうしたところを利用するというのも一つの手です。
とはいえ、そうした物件は、賃貸料金に上乗せされていますので、全体を見てお得かどうか判断しましょう。